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幼児教育

小学生から英検合格!英語学習でアドバンテージをとるために

昨今、日本の中学高校において、英語はキー科目となっており、ますますその傾向は強くなると予想されています。 近い将来、大学受験の英語試験はTOEFLのスコアを採用することが前向きに検討されていますし、小学校の英語必修化にともない、中学受験においても、選考内容に英語の評価を追加することを検討している学校も少なくないと聞きます。 小学生のうちに、ある程度のアドバンテージがあるといい、と思うのは自然なことです。具体的には、小学生での英検三級以上の合格は、かなりのアドバンテージが得られると思います。

英検かTOEFLか?

英検って必要な資格なの?という疑問もあるでしょう。 グローバルな英語実力の指標としてはTOEIC TOEFLが有名です。英語を母国語としない8歳以上の子供を対象とする TOEFL primary、TOEFL juniorがはじまり注目を集めています。合否判定ではなく習熟度が示され、二年間の有効期限がありますが、将来的にTOEFL TOEICに移行していくのによい流れを作ってくれそうです。

対して、この2016年、英検の方も動きがありました。 国際標準規格に対応したCSEスコアが導入され、グローバルな客観的視点から英語力を評価できるようになりました。

簡単に言うと、スコア尺度で一本化したことにより、どの級を受験しようと(合否はあるものの)自分のスコアから何級まで合格できる力があるか見ることができます。また、グローバルな尺度なので、TOEFLとおなじく、世界に向けて自分の英語力の評価を示すことができるようになったのです。

どちらを受けるか、迷うところであり、今の段階では日本教育界でどちらが有効かということは言いにくい状態です。 (大学受験のことでいえば、TOEFLですが、二年間の有効期限があるため、小中学の段階ではなんともいえません)

なにはともあれ、小学生対象に、すごくいい実力を見極める全国共通のテストがあることは見逃す手はありません。

合否があると、単純にモチベーション維持になるので、小学低学年でも受けやすい英検五級から始め、三級までとってから(三級合格の中学受験や平常点での優位を考慮して)、準二級をとるか、TOEFLのprimaryに移行するか、選択すればいいかと思います。とりあえずは、生涯資格である英検の級を進めておくことは無駄にはならないでしょう。

英検合格は英語学習の通過点

とはいえ、英語教育のゴールを英検○級合格!に持っていくことはおすすめできません。 娘は今8歳ですが、二年生で五級、三年で四級、三級に合格しています。 しかし、この先たとえTOEFLに世間の関心が移行して英検が廃れたとしても、え!せっかく三級とったのに!とは思いません。 そうなったとき、無駄だと思う英検の勉強をしていないからです。TOEFLを受けるだけのことです。 英語学習の目標が、英検合格ではなく、英語力の向上、英語学習意欲の増加を目指したもの、と考えることが大事だと思います。

その考えのうえで、英検に合格できるよう、日々の学習の中でできること、しておくといいことを経験を交えてご紹介します。

英検合格のためにできること①リスニング強化

英検にしろ、TOEFLにしろ、リスニングができるとかなり有利です。そして、リスニングは一ヶ月くらいやったからといって一ヶ月分の上達が見込めるものではありません。

英語脳、耳を育てるのは、8歳まで、というのが通説としてあります。なんでも柔軟に理屈抜きで吸収できる柔らかい脳と、母国語にない発音を聞き取ることのできる耳を持っているからです。これ以降、なかなか耳を育てるのは難しくなってくるようです。

とにかく、早めに英語をたくさん聞くようにするといいと思います。 もし、8歳を過ぎてしまっていても、無駄ではありません。聞いたことがある、という経験をたくさん積むことで、聞こえない音をカバーできる能力を養えると思っています。しかし、それは幼児がきくそれの、二倍三倍は聞くことが必要です。(、私がそうでした、、)

楽しいものがいいと思います。物語を英語で読んだCDや興味を持った内容の教材があればいいのですが、小学生になると幼稚園児と違い好みの度合いも強く、聞かせようとして聞くものではないのものですよね。

たとえば、うちの場合ですが、洋画(ディズニーなどのアニメがおすすめ。聞き取りやすい)のDVDを、英語で見るなら見ていいよ、と普段テレビが許されている時間外に、特別感を出して提案してみました。

歌でももちろんいいでしょう。小学生女子なら『アナと雪の女王』の英語版など、喜んで聞いてくれるのではないでしょうか?

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英検合格のためにできること②リーディング強化

英語の本を読みましょう。 絵本でよいと思います。お話のあらすじを知っているものから入るといいと思います。 意味も、そんなに気にしなくてもいいと思います。英語を読むのに慣れるのが目的だからです。

英検問題集などはやらなくてもいいのか、と思われるかもしれませんが、小学生ならいらないかなぁと思います。娘はしませんでした。 根をつめて合格目指して英検の問題集をたくさんやったりするのは小学生までは逆効果で、英語嫌いになるような気がします。

そもそも、文法等を構造で理解するのは10歳前後から、といわれています。(たとえば、三人称単数、主語が三人称だったりすると、動詞にSがつく、という理解)これより以前に理屈で英語を叩き込むのは効果的ではないと思います。それより以前は、娘を見ていても、経験や感覚で理解する(he she 人の名前のとき、 itのとき、make じゃなくてmakesだ、と理解する)する方が効率的で、変な説明は混乱するようでした。

なのでおすすめは、公文式やチャレンジなどの、繰り返し同じことを書いてそしてやったものに対して達成感がえられるよう工夫された教材です。お家で続けるのが難しいようなら公文式に通うのもいいと思います。公文は教材をしていく流れで自然に英検合格する力がつけられるプログラムになっていると思います。

英語に慣れる、読むことに慣れる、そして何より楽しむことが続けるコツ、モチベーションを保つコツです。

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英検合格のためにできること③テストに慣れる

そしていよいよ受験するぞと決めた1ヶ月前に、過去問をしましょう。 試験に慣れるためです。時間配分など、テストになれてない年齢なので、これは必要だと思います。

たくさん過去問することでとれる点もあるでしょう。でも、過去問はあくまで時間配分の確認やマークシートに慣れることに重きを置くべきだと思っています。英語が楽しい!毎日あれを聞いてたから読んでたから、合格できた!という達成感が、一番大事な気がするからです。 そしてそれは、自分の自信になります。これこそが英検を受ける意義だと思っています。

英検合格のためにできること④語彙力強化

ちょっと実力的に不安ならおすすめは、単語、語彙力をあげてあげることです。 今ならスマホアプリで、英検に出る単語がゲーム感覚でテストできるものがあります。(「英検(R)でる順パス単 スキマで英単語」)そういったものを活用してみましょう。

最後に

さていかがでしたか? 英検合格して、本格的な英語学習が学校で始まる前にアドバンテージをとっていきたいですね。 でも、それを目標にしてしまっては、将来的なお子さんの英語に対しての意欲を損なったり、本当の力がついていなかったりしてしまいます。 これをすれば合格!という夢のような話でなくて申し訳ないのですが、学問、勉強として英語をとらえる前だからこそ、英語を好きになってもらって真の実力をつけてもらえるチャンスだと思います。

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