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幼児教育

3歳から始める英語教育ってどうしたらいいの? 特徴やメリット、デメリットまとめ

2016/09/09

現在日本では英語教育の重要性が叫ばれています。小学校へ入学する前の段階の0歳〜5歳の時期に英語教育をさせることも珍しくありません。実際、幼児期は学んだことをどんどん吸収できる時期ですし、「言語の教育は早ければ早いほどいい」と言われています。 今回はイヤイヤ期が落ち着き、社会性もぐんぐん高まる3歳児。どんどん語彙を増やし、長い会話ができるようになってくるこの時期から始める英語学習について考えてみましょう。

英語学習って何から始めたらいいの?

まずどのくらいの英語力を子どもに備えさせたいのか、なぜ英語を学習させたいのか考えてみましょう。英語教育には年齢に合った学習方法があります。やみくもに高い教材を買うのではなく、年齢に合った学習をする事で子どもが英語って楽しいと思える環境づくりができます。

3歳ごろからのおすすめの学習方法

3歳になるとじっとしていられない事が多いはずです。この時期は体の動きもしっかりしてくるのでダンスや歌がおすすめです。歌やダンスで感覚的に楽しさを知ってもらいましょう。また手遊び歌などもたくさん種類があり、親子で一緒に楽しく学習することができます。 近頃では動画投稿サイトYouTubeなどでたくさん英語の歌や手遊び歌が紹介されています。こういった手頃に活用できるものを使って子どもに少しでも英語を触れさせて、興味を持ってもらってから、英会話教室に通ったりするのも方法の一つです。

英語通信教材

英語通信教材は『こどもちゃれんじEnglish』のように教材が毎月送られてくる継続型と、『ディズニーの英語システム』のように初回にまとめて教材を購入する買い切り型とがあります。 「買い切り型」はやや高価に思えますが、月々あたりの支払金額は「継続型」とほとんど変わりません。

メリット:マイペースで本格英語学習ができる

習い事をはじめると、お母さんも忙しい合間をぬって送り迎えをする必要が出てきますし、遊ぶ時間が減った子どもも今まで通りというわけにはいかなくなります。 お互いにストレスを抱えて時間に追われながらの習い事なんて、あまり楽しいものではありません。 でも通信教材なら日々のちょっとしたすきま時間を英語学習にあてることができ、今までの生活リズムを崩さないから無理なく続けやすそうです。

デメリット:マイペースすぎると続かない…?

通信教材の最大のメリットは「マイペースで英語学習ができる」ということ。 でもそれを活かせるかどうかはお母さんや子どもの相性とも関係してきます。 楽しみながら英語を学べるように作られているとはいえ、マイペースで許されるとなると「今日はいいか」「また明日」とついつい先延ばしにしがちな低年齢の子ども。 それをたしなめる立場のお母さんまで同じタイプであれば、せっかく買った通信教材を未開封のまま放置するということになりかねません。 そうなっても買い切り型の場合は返品が難しく、継続型は月々の支払額が大したことがないから…とついつい惰性で続けてしまうケースもあるようです。

幼児向け英会話教室

TVやネット広告でもよく見かける『ECCジュニア』や『イーオン英会話教室』などがこれにあたります。保護者が送迎する必要がありますが、駅周辺など立地条件の良い場所にあるケースが多いようです。

メリット:身に付くのは英会話力だけじゃない!

基本的には年齢別で学習コースが振り分けられる幼児向け英会話教室。 同世代の子どもたちと切磋琢磨しながら学習できるのはもちろん、低年齢の子どもが社交性や社会性を身につける良い機会になるでしょう。 また低年齢向けコースのカリキュラムには知育や歌、ダンスなども含まれているので、「英会話を習いに行ったと思ったらいろんなことを覚えて帰ってきた」といううれしいおまけもありそうです。

デメリット:英語教育の中では費用面での負担は大きめ

専任講師陣が、年齢や理解力に応じた英語学習をしっかり行ってくれる英会話教室。 もちろん他の英語教育と比べると決して安くはありません。毎月の授業料は通信教材の約2倍、6000円からが目安です。 さらにこれに年会費や入会金、教材費が別途かかるケースがほとんどですから、それなりに負担は大きくなります。 ただし専任講師陣からハイレベルな直接指導を受けられることを考えると、納得の費用対効果です。

オンライン英会話

ネット環境とWEBカメラさえあれば良いというその手軽さから、ここ最近人気が高まっているこのシステム。 『DMM英会話』や『ECC』のように子どもから大人までを対象としているものもあれば、『リップルキッズパーク』のように子ども専門をうたっているところもあります。

メリット:英会話教室と通信教材の良いとこどり?

自宅にいながらにして、ネイティブ講師にマンツーマンで英語を教えてもらえるオンライン英会話。 予約システムで自分のペースに合わせて受講できますから、まさに英会話教室と通信教材の良いとこどりといえるでしょう。 費用的にも手を出しやすく続けやすく、通信教材に似た価格帯です。 思いたったらすぐに始められるというのも嬉しいポイントですね。

デメリット:業者選びは少し慎重に…

英語教育に熱心なお母さんが増えたこと、そしてネット環境が整備された等の背景も後押しし、最近はオンライン英会話教室が増えてきました。 これからますますその傾向が強まってくると、おそらくどこが優良業者でどこがそうでないのかを見極めるのは難しくなってくるでしょう。 オンライン英会話教室を探すときは、値段だけではなくその運営母体などについてもしっかり調べておいたほうが良いかもしれません。

3歳から始める英語学習〜メリット、デメリット〜

3歳ごろから英語教育を始めるご家庭も多くなってきているようですが、やはり幼児期に学習すると大人にはなかなか習得するのが難しい発音ができ、コミュニケーション力が高めることができます。しかし、早期英語学習について批判的な意見もあります。将来的に考えていい事もあれば悪い事もあります。 実際に筆者がバイリンガル教育を見てきた経験や幼児英語について学んできた経験などを交えながらメリット・デメリットについてお伝えします。

吸収が早いだけじゃない!3歳児から始める英語学習メリット

発音やリスニング力が身に付く

乳幼児期は聞いた音をそのまま聞き取り、発音できるので、シャワーのように英語聞かせるとネイティブのような発音ができ、自然に英語を聞き分けできるようになります。 言語には臨界期という時期があり、その時期を過ぎてしまうと習得が難しいとされています。だいたい9〜10歳頃が臨界期と言われています。なので早ければ早いほど習得できると言われているのはこのためです。 大人になってからでは難しい発音も乳幼児期であれば簡単に習得できやすくなります。

コミュニケーション力が高まり、視野も広がる

幼いころから英語を学習していくうえで日本とは違う文化を学び、また英語を使って他人と関わる事は子どもにとって刺激になる経験になります。英語を使わないと伝わらない、伝えられない、相手の事を理解したいなどと考えるコミュニケーション力の基礎が身に付くきかっけになります。 また、子どもが成長し将来の事を考えるようになった際、英語が話せると職業の幅も広がりますし、自分の英語のスキルを活かしたいなど視野も広がってきます。

英語=楽しい!

3歳頃になると様々な場面で他者と関わる場面が増えてきます。興味への広がりが増す時期でもあるし、言語的にも成長する時期ですね。幼児期は遊び感覚で英語を学習できるので「英語って楽しい」と思える事で抵抗なく英語学習が継続できる可能性があります。こういった基礎を作っていくことで中高生になっても英語への苦手意識がなくなります。

日本語も完璧じゃないのに大丈夫?英語学習のデメリット

日本語の習得が不完全になる可能性

3歳頃になると会話も増え、言語的にも成長する時期ですがまだまだ完璧にできるという事ではないですね。ご両親が日本人で日本の幼稚園・保育園、小学校へ通う環境の場合、乳幼児期から英語学習をさせても日本語の習得が不完全になる事はない場合がほとんどです。 現に、小学校の国語の授業の中で将来的に必要となる文章力や漢字などを勉強していくのですから。 ただ、海外に住んでいるご家庭やこれから移住されるご家庭の場合、日本で幼い頃よりインターナショナルスクールに通っている子の場合、十分な日本語力を身に付けるのは難しいです。日本語学習の塾やご家庭でしっかりと家庭学習させたりする必要があります。

日本語と英語の混合

英語学習をしていると日本語と英語が混じった会話になることがよくあります。これは成長し、日本人のお友達と交流したり、幼稚園・保育園での集団生活を経験することで解消していきます。英語を完璧にしたいから日本語に触れさせる機会を全く与えないという事になると、幼稚園・保育園で他の子と日本語でコミュニケーションが取れず、心を閉ざしてしまうケースもあります。あまり力を入れ過ぎず、楽しく学習させるのが大切です。

以上のように英語教育に関してはメリット・デメリットがありますが、何より大切なのは英語って楽しいものだと認識させる事だと思います。 親子で楽しく英語学習ができ、学習の成果を目や耳で感じられるのはとても魅力的だと思います!自分の子どもにとって最適なものを考え、英語教育を進めていってください。

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