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海外就職

通訳経験者が働き方や給料、資格や必要な英語力など、全てを語りました!

これから社会に出る方、転職を考えている方などなど。読者の皆さんの中でも英語を使ったお仕事にご興味がある方は多いのではないでしょうか。

英語に自信がある。ネイティブレベルの英会話でも正確な意味を汲み取れる。TOEICやTOEFLでかなり高得点を持っている。

今回はそんなハイレベルな英語力をお持ちの方向けに、通訳のお仕事についての私の経験をご紹介したいと思います。

通訳って、実際どんなお仕事をしてたの?

私が実際に通訳として勤務していたときは、“Top of Patisserie in Asia” というアジア地域8カ国の代表選手が東京に集い、パティシエの技を競い合うという国際大会での日英通訳を担当していました。

私は主に英語でのコミュニケーションを必要としている選手、審査員の方々の担当でしたので、一番お仕事を一緒にしていたのはオーストラリアチームの方々でした。

選手通訳ですと、選手が準備中、大会中に日本の運営側とのコミュニケーションが必要な場合(必要な調理器具のリクエスト、ルールの確認、表彰式でのスピーチなど)の通訳が主になりますので、洋菓子の専門用語についての知識がある程度必要になります。

審査員通訳では、運営側とのコミュニケーションに加え、会議通訳が加わりますので更にハイレベルになります。会議通訳では、大会運営の方針、次回大会に向けてのルール改正の議論などをほぼ同時通訳で行うのでかなりの素早い判断が必要になります。

通訳の待遇っていいの?

私が日英通訳として働いていたときは、通訳・翻訳会社にフリーの通訳として契約をして勤務していました。そのためお給料は基本時給になります。勤務中の時給は会社や通訳士のレベルにもよりますので一概には言えませんが、基本最低でも2000円から3000円にはなりますので、条件によっては一日でもそれなりの待遇になります。

また、私の会社の場合は通勤のために自宅を出た時間から勤務会場に着くまでと、勤務後会場から自宅に帰宅するまでの移動時間も時給が出ていましたので、待遇は良いと思います。勤務中の食費や仕事の関係でかかった諸々の費用(もし選手や審査員の外出の同伴を求められた際の移動費など)も出ていました。

通訳ってどういう働き方するの?

基本的に私の場合は大会中は、選手や審査員が朝会場にやってくる時間から夜すべてを終えて滞在中のホテルに帰るまでが勤務でした。

ですので、朝は移動時間も含め早いときは午前6時頃から午前0時まで勤務した時もありました。その間もすべて時給で換算されているので、私の通訳のお仕事はかなり短期集中型の勤務体系でした。

しかし、通訳と一概にいっても働きかたは色々ありますし、会社に正社員として属しているフルタイムの通訳のお仕事ももちろんあります。

仕事のやりがいは?

通訳のお仕事はかなりのハイスピートの中で仕事が進んでいきます。同時通訳・会議通訳では一瞬も気を緩められないので集中力が欠かせません。しかし、人と人との異文化コミュニケーションを助ける仕事がしたい、縁の下の力持ちのような仕事が好き、という方にとってはとてもやりがいのあるお仕事です。

通訳として将来もずっとお仕事できるの?

通訳のお仕事で一番良い点だと私が思うのは、やればやるほどスキルがアップしていくことです。実際のお仕事の中で、新しい単語や通訳の仕方を学ぶ機会も多いです。年齢はもちろん関係ないですし、戸田奈津子さんのように歳をとるほど活躍していく方のほうが多いのではないでしょうか。

また、今の時代日本社会全体が国際化していますので、海外の会社との交渉、会議の場で正確でスムーズな通訳をしてくれる人材は需要が多くなってきていると言えるでしょう。

海外経験が長い方、ほど良いプレッシャーがある環境下での仕事にチャレンジしてみたい方。ぜひ通訳士というキャリアも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

通訳に必要な語学力のつけ方

実際に通訳者の仕事内容や勤務体系、待遇などをリサーチした上で、ぜひ通訳者としてチャレンジしてみたい、そう思う方はたくさんいると思います。

しかし通訳者と一言で言ってもその日から簡単になれるわけではありません。通訳者として活躍していくために、またフリーの通訳であれば仕事のオファーが途切れないようにするためには、通訳者になる前もむしろなった後の日々の勉強がとても大切であると言えます。

通訳者の語学力ってどのくらいなの?

通訳者になるためには、申し分ない言語スキルを持っていることは最低限の条件です。ネイティブの外国人の会話をその場で通訳するのですから、普通スピードの会話を聞き取れることはもちろん、話せることもとても重要です。

よく通訳者や翻訳者になるには、幼い頃を海外で過ごした帰国子女などばかりではないのかと思っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。

もちろん帰国子女であることはアドバンテージになりますが、それは必須条件ではありません。実際私も日本生まれ日本育ちですし、語学スキルは勉強次第で伸ばすことは十分に可能です。私の周りで通訳者として働いている方たちで、実際に長い海外経験がある人はそこまで多くもありません。

それよりも私の経験上とても大切だと思うのは、日英通訳であれば英語のスキルよりもどれだけ英会話を日本語でわかりやすいようにまとめ上げて通訳するかというスキルだと思います。よく高校などで英文を日本語訳する練習をしましたが、通訳もそれに近いものが必要です。通訳なので一字一句訳すというよりは、いかに自然な会話の流れに仕上げるかということに重点を置きます。

実際に私が通訳者になるためのクラスを受講していたときは、よく授業中に英語の会話文やインタビューのテープを聞きながらそれを同時進行で日本語に訳していくという練習をしました。英語の場合文法上の違いから最後まで文章を聞き取らないと正確に日本語に訳していくのはなかなか難しいのですが、それを通訳はその場でやらないといけないので通訳専用の練習はもちろん必要です。

目安となる資格やテストスコアはあるの?

一番ポピュラーな英検やTOEICのスコアなどはもちろん大切ですが、それらはあくまでテスト上でのスコアになりますので、必ずしも通訳者の実際のスキルを証明するものにはなりません。しかし目安として英検1級やTOEIC950点以上はあるとそれなりの証明にはなると思います。通訳者として働く上で必須となる資格はありません。もし通訳案内士として働きたければ国家資格が必要になってくるので、通訳案内士用の勉強がもちろん必要になります。自分のモチベーションを上げるためや目標設定として英検やTOEICを受験することはもちろんおすすめします。

どんな勉強をしたらいいの?

本気で通訳者になりたいのであれば、私は学校に通う通訳者専門のコースを受講することをおすすめします。そういった学校では、現役の通訳者の講師から実際のシチュエーションに沿った指導が受けられますし、カリキュラムも通訳者を目指す人専用に作られているのでまんべんなく練習をつめるからです。

しかし自分でできないことがないわけでは決してありません。よく私が自宅学習としてやっていたのは、有名なスピーチ(オバマ大統領やキング牧師のスピーチなど)や映画俳優のインタビューなどを聞きながらその場で聞き手にわかりやすいように声に出して訳していくことです。

同時に訳していくことで同時通訳の練習になりますし、どう訳したら理解しやすいかと工夫することができるからです。また、このような教材も、養成学校に通う前段階としてとても有効でした。

これらの勉強は隙間時間にもできますし、朝の電車の中で英語スピーチを聞くなどこつこつ練習を積むことが鍵だと思います。

通訳というとかなり垣根の高い職業のように感じる方が多いかもしれません。通訳者としてしっかりと活躍していけるようになるためには簡単な道ではありませんが、単発のお仕事やボランティアなどから始めることもできるので迷っている方は最初の一歩を体験してみるのもいいでしょう。東京オリンピックでの通訳ボランティアの募集も始まりますね。

通訳の仕事に就くためには?

ここまで通訳のお仕事の簡単な紹介と、必要な語学力について書いてきました。それに引き続き、今回の記事では実際に通訳になるためには何をしたらいいのかということについて少しお話していこうと思います。

通訳のお仕事ってどんな人が向いてる?

通訳のお仕事と聞いて、皆さんはどのようなものを想像するでしょうか。 国際会議などでの同時通訳。海外からの有名人が来日した際の会見通訳。海外にある日経企業での通訳兼秘書など。 一言で通訳といっても色々な通訳があり、また言語は英語だけでないとなると様々な働き方があります。

そこで通訳にはどんな人がなれるのかというと、まず第一段階はもちろん通訳する言語のスキルです。日英通訳であれば、どんなに初級編の英語力のお仕事であっても英検1級やTOEIC950点ほどは持っていたいでしょう。またテストのスコアのみではなく、どれだけ正確に文脈に自然な流れで、かつ瞬時に訳せるかというスキルも大切です。

言語力には自信があって心配ない!という方もいるでしょう。その他に私の経験上通訳に欠かせないと思う条件は、臨機応変な対応ができるということ。通訳というお仕事は事前練習がありません。すべてその場で与えられた状況で判断し、対応していかなければなりません。会議通訳などでは事前に資料が渡されたり、通訳をするクライアントとの事前ミーティングなどで大まかな内容の打ち合わせなどはありますが、基本はすべてその場で起こっていることを通訳していきます。

そのためもちろん上手く訳し方がわからない言葉や聞き逃した言葉ももちろん出てくるでしょう。そうなったときにどのようにその場を乱さずに、コミュニケーションに障害が出ないように対応していくかという瞬時の判断、臨機応変な対応が求められます。また、たとえ失敗したと思っても、それを引きずらない、すぐ切り替えてまた通訳に臨めるという姿勢も大切です。

通訳に本気でなりたいなら。

通訳士として本気で安定した収入を得ながら生活していきたい!と思うのであれば、通訳学校に通い、必要なスキルを身につけることはとても大きなアドバンテージになります。

通訳学校といっても、ちゃんとフルタイムで通う学校からオンラインでの受講ができる学校までありますので、その人の生活スタイルにあった通い方ができます。グローバルに通訳サービスを提供しているサイマル・インターナショナルなどはサイマル・アカデミーを開講していて、そこでは英語通訳のみでなく、今とても需要の高い中国語やフランス語など通訳になる勉強もできます。

多くの学校は通訳者だけでなく翻訳者になるためのクラスも開講しているので、通訳者・翻訳者に興味がある方は一度考えてみてはいかかでしょうか。

通訳の仕事の見つけ方

スキルも身につけたし、いざ通訳として働きたい、なったらどのように仕事を見つけたらいいのでしょうか。

もし学校に通っているなら、通訳学校から紹介してもらうのが一番はやく安心できる方法なのでおすすめします。通訳の世界もそこまで一般に開かれたものではなく、学校や知り合いの紹介で仕事が入ってくることもとても多いです。あとは通訳サービス・翻訳サービス専門に提供している会社もありますからそれらに応募してみるのも大きなチャンスであると思います。

通訳者として働く面白いのは、チャンスは日本だけではないということです。私の友達は実際現在マレーシアにある日系企業の通訳兼秘書として勤務しています。彼女も仕事は日本から応募して、スカイプで面接などしてマレーシアに渡ったので、日本から応募できる海外拠点の仕事もあります。

通訳というのは本当に働き方から働く場所まで十人十色です。経験を積めば積むほどスキルもアップし、チャンスも増えていきますので、自分が向いてるな、という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

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