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幼児教育

小学3年生の娘が英検3級取得!一歳10か月からの英語教育の道のり

この六月、小学三年生の娘が英検三級に合格しました。 帰国子女でもハーフでもない、日本生まれ日本育ちの娘です。スコアは、リーディングに関しては6割程度、リスニングに関してはほぼ満点。 英検のための特別な勉強はしていません。 やってきたのは、公文の英語と、月二回40分ずつのマンツーマン英会話レッスンです。 合格に至ったのは、英語教育をとにかく早くに始めたことがよかったのだと思っています。

1歳前からの英語聞かせ始め

具体的には、英語は一歳前から聞かせ始め、英会話には話し始めた1歳10ヶ月から通い出しました。(週一30分)

まず英語を聞かせるのに使ったのはディズニーのクラシックアニメ映画です。「シンデレラ」「不思議の国のアリス」がお気に入りでした。 あとから、赤ちゃんの時から聞いていない音(母国語にない音)は、脳が必要なしと判断し、聞き取れなくなると知りました。 音を聞かせるだけなら英語の歌でもよかったのですが、ビデオの方が興味をもって飽きずに一時間半見続けてくれたので、そうしました。このことが、また結果よかったように思います。歌と違い、 映像とリンクして英語を聞かせることができるというのは、大きな利点でした。英語を状況とセットで入れ込むことで、単語がイメージとして彼女のなかに蓄積していきました。これは後に大きな意味を持ったのです。

1歳10ヶ月からの英会話教室

それから、言葉(日本語)を話し始めたらすぐに、英会話に通い始めました。 英語を日本語と区別して考える前に英会話を始めたことになります。 1歳10ヶ月でした。

言葉にたいする好奇心が旺盛な話し初めの1歳〜3歳児は、スポンジのように吸収力は抜群です。その時期に英会話に行き始めた、生きた英語とふれあい始めたこともまた、よかったようです。 日本語、英語の垣根なく、言葉をイメージでどんどん取り込んでいった時期だと思います。 日本語を覚えてから(母国語と区別した)英語を学ぶと、 ちょうちょの写真を見たときに、日本語では『ちょうちょ』、英語で言えば『バタフライ』という回路で理解するわけですが、そういう区別なく言語として同等であれば、写真を見てすぐ『ちょうちょ、バタフライ』と出てくる、娘はそんな感じでした。

日本語との混乱も全くなかったです。日本語と英語の区別がついていないのだから、混乱しようがないのだと思います。 母親の私は英語で話しかけたりはしませんでした。発音にも自信ないし、なにより、日本語の成長を妨げるほど英語に入れ込むつもりはなかったからです。

幼児期の英語の関わり方はそんな風で、発音に関しても、きちんと音を拾える退化してない耳なので、正しく真似ることができるため、とてもきれいでした。

小学生からの公文式

小学生になり、とたんに伸び悩みました。聞き取りや読み取りは伸びていったものの、書く話すということができていないように思いました。 やはり、日本で生活してるかぎり、圧倒的にアウトプットの部分が不足し、そこは意識して補わないとダメだと思いました。 そこで思い付いたのが、公文式です。 文法を意識させず、声に出して読む、書くを繰り返し繰り返し徹底することで理解させるプロセスは、とてもよかったです。日本語を変に介してない英語理解を促してくれたと思います。

小学低学年からの英検チャレンジ

そして、英検受験ですが、先にものべましたが、特にそれを目指して勉強したわけではありません。 英検は、英語学習に対しての娘の士気をあげるためと、日本の英語教育でのアドバンテージをとるためのチャレンジでした。 小学二年生で五級にチャレンジし合格。順調に三年生で三級に合格しました。

英検三級では、2016年より、採点方法にCSEスコア方式が導入され、より技能のバランスが合否の決め手となりました。リーディング、リスニングどちらもバランスよくとれてないと合格できないのです。リスニングには自信がある娘でしたが、リーディングはまともに文法を理解していないため、これは受かりづらくなったと思ったのですが、よくよく考えると、周りの方が受かりづらくなった、と言えるのかもしれない、と思いました。 なぜなら、リーディングは、「勉強」して、単語を「暗記」すれば、ちゃんと力になって数ヵ月で点数も上がりうるのです。しかし、リスニングとなると、、、一朝一夕ではどうにもならないからです。より、幼児の頃の英語教育に対する関わり方が左右することになってくると思いました。

幼い頃からの英会話で、娘は文法箇所は半分くらいの出来ですが、長文と会話文選択での得点が可能でした。会話文はともかく、長文の読解ができることは、意外で、驚きでした。 英会話を早くからやることで、 を身に付け、見たことない単語も読めるようなのです。そして、日本語を介せずイメージで英語を理解しているので、長文を日本語に訳すという作業が必要ないようなのです。

幼児期からの英語学習の勧め

こういったことから、やはり英語は、なるべく早く3歳くらいには始めた方が絶対いいと思います。 理屈で説明されず音から馴染んでやがて意味を理解していく、、、思うにそれは母国語を学ぶ順序で、一番自然な、言語の学び方でもあるのです。 ある程度年齢がいくと、英語が外国語であることを理解し、理屈抜きで学ぶことが難しくなると思うのです。 そうなると、英語を日本語の意味や感覚に当てはめて説明しなくてはならなくなります。そして、もちろん、日本語で理解していきます。 しかし実際は文化の違う国の言葉、日本語に完全に意味を当てはめられないものも多々ありますし、たとえば同じ大きいことをいう単語も、big とlargeがあったりしますが、その使い分けは知識として知らないとできません。しかし娘はイメージで二つの単語を使い分けています。little girl と、small girlの違いも、3歳4歳くらいで感覚的に理解していました。 人は話すとき、話したい内容を頭にイメージして言葉にしていくと思うのですが、そのとき、日本語ではなく、そのまま英語をひきだすことができたら。会話も聞き取りも長文読解にもかなり有利なのはいうまでもありません。 娘にはそれができているようです。

三級の単語を覚えさせようと試みたときのことです。 Steal(盗む)は?と聞くと、盗るしぐさ、far(遠い)は?と聞くと、遠くを指差す、など、ほとんどジェスチャーや、こんなときに使う、など状況の説明で返ってくきました。このとき、この子のなかで英語ってこんな風に頭の中にあるんだ、と感心したのです。そこに日本語が介していない証拠でした。逆に日本語の意味を引き出すのに時間がかかるようですが、日本語の意味に繋げる作業は今(あと)からで十分。耳を退化させない、言葉のイメージを植え付ける、これは、3歳前後までに英語を始めることによってできるようになり、今後ずっとずっと楽に英語教育に関わっていける基礎になるものと思います。迷っておられるならぜひ、ぜひ早くに始められることおすすめします。 そして、娘もそうでした、ある程度インプットができてからのことになりますが、日本にいる限り話す書くのアウトプットの機会を意識的に増やすことも必要だと思います。うちの場合は公文で補うことにしました。何でもいいと思います。

最後に・・・

今なおまだまだ挑戦途中の娘です。この先の目標としては、彼女自身六年生までに公文の最終教材(高校三年生の内容)を終了し、英検二級に合格したいといっています。話す技術としても、長い休みを利用してイングリッシュキャンプに参加したり、海外旅行で積極的に英語を使ったり、続けて英会話に通う中で語彙力・コミュニケーション能力を養っていけたらいいなと思っています。 日本で生活している中で、少しでもいい、毎日の中でずっと英語に触れ続けていくことがなにより大事だと思っています。

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